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★NPOフォーラム(例会No.603)       

★中央アジア「ウズベキスタン・フォーラム」


◎2015年4月17日開催ウズベキスタンフォーラムの映像ーYoutube

◎レポート・感想

◎2015年4月17日ウズベキスタン・フォーラム写真
駐日ウズベキスタン共和国トゥルスノフ ファルフ大使
駐日ウズベキスタン大使館フォーラム会場
ウズベキスタンの踊り

港区高輪にあるイスラム風の感性のある一軒家が駐日ウズベキスタン大使館。
大使のスピーチ、参事官、文化担当官の経済、文化、のレクチャー、
中央アジアーウズベキスタンの踊り、民族楽器ドゥタールの演奏、と続き
ウズベキスタン料理、ワイン、クイズタイム、などが盛り込まれました。
大使は夫々と記念写真を撮るなど気さくで好意的でした。

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レポート(上智大生 MYさん)
○大使のお話
ウズベキスタンが1991年に独立してから〜
(この中でウズベキスタンへ行かれた経験のある方挙手してください)
この中で大体20%がウズベキスタンへ行かれたことがありますね。大変嬉しく思います。
ウズベキスタンは日本と中央アジアを繋ぐ唯一の便であり、ウズベキスタン航空は
日本とウズベキスタン間を週二回運行しています。
更に日本人がウズベキスタンへ来てくれたら嬉しく思います。〜
日本の国土は37万7000kmですね。一方でウズベキスタンの国土は44万7000kmです。
北海道の面積くらいの差です。国土面積は世界で56位にあたります。日本は61位ですね。
ウズベキスタンは「二重閉鎖国」の国です。二重閉鎖国とは、海へ出るために2カ国
を経由する必要のある国です。二重閉鎖国である国は世界で2つあり、1つはウズベキスタン、
もうひとつはリヒテンシュタインです。
ウズベキスタンは5ヶ国と国境を接しています。トルクメニスタン・アフガニスタン
・タジキスタン・キルギス・カザフスタンです。
ウズベキスタンは中央アジアで一番人口の多い国でもあります。
ウズベキスタンの人口は約3100万人であり、中央アジア全体の6000万人中の55%を占めています。
経済の観点から見ても、ウズベキスタンは中央アジアで一番大きな市場です。
経済については、後ほど貿易経済担当のアリシェル・アブドゥサロモフさんからお話いたします。
ウズベキスタンは山や砂漠、、のように自然も豊かな国です。
一方でGDPは8%を記録していて、ウズベキスタンの発展は安定しています。
ウズベキスタンは中央アジアで一番大きい市場であるので、家電製品などを国内で製造す
ることができます。技術産業のみでなく天然資源も豊富で「豊かな国」だと言えます。
先ほどウズベキスタンのワインを準備するのが難しかったとのことでしたが、
実際はそんなに難しい問題ではありません。
ウズベキスタンへ行かれたことがある人ならウズベキスタンのワインが美味しい
と賛成していただけると思います。ウズベキスタンのワインは添加物がなく美味しいのです。
その代わり、比較的早くだめになってしまいます。
この問題を解決するために製造法などの技術をウズベキスタンにも投入したいと思っています。
そのために、更に日本との交流をはかっていきたいと考えています。
ウズベキスタンは文化が豊かであるので、観光のポテンシャルも高い国です。しかし
まだまだ日本にウズベキスタンは知られていないので、広めていきたいと思います。
ウズベキスタンの民族構成は、80%がウズベク人で、その他はロシア系やタジク系、タタール系、
韓国系民族で構成されています。多様な民族が暮らしている中でこのように国内が安定している
のは、国の発展のための努力の結果であります。
実際にウズベキスタンは発展のために努力しています。例えばウズベキスタンでは毎年その年
の名称付けを行っています。今年は「お年寄りに対する配慮と気遣いの年」です。
高齢者の健康と暮らしを守る取り組みが行われています。
また、今年の3月29日には大統領選挙があり、投票率は90%に達しました。
特に若者の選挙に関する関心は強く、国民自体も国の発展に関する興味関心が強いと言えます。

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○アリシェル・アカレブサルモフさん―貿易関連部門
「社会経済分野のお話」
ウズベキスタンは、独立直後から経済の発展に関心を持ち、経済発展のための方針を掲げて
きました。ウズベキスタンは良好はビジネス環境が整っており、例えば海外投資の環境及び促進、
投資家の権利を守る対策などがとられています。
このミクロ経済の安定の成果で、ウズベキスタンのGDPは過去8年間、8%を超えています。
ウズベキスタンの経済は2倍に成長しました。
GDPの15%は〜、17%は〜、20%は旅行業です。
データからみても、ウズベキスタンは農業国から近代的な国家へと移行しつつあります。
過去1年間、ウズベキスタンの国家予算は黒字です。(0.3%の黒字です)
日本の国際負債は220%ですね。一方でウズベキスタンは8%です。
ウズベキスタン経済の発展の重要な要因は海外負債の少なさです。これは、海外融資への誘致
の結果であると考えられます。2013年のUZにおける投資は130億円でした。(1800億ドル)〜
経済では、GDPにおける中小企業の割合は23%です。サービスが10%、輸出が40%、〜が75%です。
ビジネスをするためには160の許可手続きが必要になります。
(政策の改善?)のおかげでこの2年間で”doing business”においてウズベキスタンは
30の項目の順位をあげました。
ウズベキスタンでのビジネスは良い経済成長としながらも安全性や信頼性のあるものである
という評価を得ています。
ウズベキスタン経済の最も重要なポイントは、・エネルギーを他国に依存していない数少ない国
のひとつだという点です。 ウズベキスタンは金、ウラン、銅、銀などの資源だけでなく天然ガスや石炭の埋蔵量も豊富です。
ウズベキスタンは中央アジアの中でも多角的な産業を行っており、世界では10位以内に入ります。 ウズベキスタンは先ほど申し上げた資源だけでなく、化学製品や電化製品、自動車等の産業も行っています。
教育においても現代の教育水準にかなった教育環境が整っており、潜在力の高い国家です。
また、ウズベキスタンの地理条件は有利であり、海外融資の要因の1つです。
交通インフラへの注力は例えば中国やイランなどより大きな市場へのアクセスを可能にしています。
ウズベキスタンの企業については、現在11の日系駐在企業があります。
そして、経済特区について。大統領令により、(13?)の地区が経済特区に指定されました。
2つの自由産業都市があり、そのうちの一つのナヴォイの生産については
ウズベキスタンの技術を更に発展させる為に、日本と共にビジネスに取り組んでいきたいと考えている。
ウズベキスタンの技術は石油ガス、建築、電気、自動車の日本の産業に協力できると考えています。
ご質問には後ほどお答えしたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

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○文化担当ハザノフさん「文化について」
ウズベキスタンには3000年以上の歴史があります。ウズベキスタンの人口は中央アジアの55%
を占めていて、100以上の民族が暮らしています。ウズベキスタンは1992年にソビエト連邦から
独立する形でできましたが、タシケントは中央アジアで最も古い都市です。
サマルカンドは日本の奈良と同じくらいに大昔からの歴史があります。
仏教は、インドから、ウズベキスタンを経由して、日本へと伝播しました。
このようにしてみると、日本の文化とUZ文化は似ている点が多いです。
日本とウズベキスタンの交流はアクティブです。自民党ウズベキスタン、民主党ウズベキスタン、
ウズベキスタン協会など、日本にはウズベキスタンの組織が幾つか存在します。創価大学には、
ウズベキスタン文学で有名なアリシェル・ナヴォイの像があります。
ウズベキスタンは観光地にふさわしい文化歴史があります。
「東洋の真珠」と呼ばれるサマルカンドはとても古い歴史があり、有名なレギスタン広場は
2500年以上も昔に出来ました。サマルカンドはローマ、アテネ、バビロンと同じくらいの歴史
があります。ブハラは町全体が博物館であるかのような歴史の深い町です。

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○藤橋さん ジャーナリスト
ウズベキスタンの金融アカデミーやアトラス織りについての記事、独立記念日のレセプション、
中山先生や麻生総理についてまわりウズベキスタンは日本に対するリスペクトの感じられる国
だと実感した。ウズベキスタンへ行かれる前は土の砂漠のイメージであったが、実際は米や畑
など、緑が多いくにであるとわかった。
フェルガナ盆地(西トルキスタンの盆地)に溢れるアプリコットの花はとても美しかった。
ウズベキスタンはアムダリア、シムダリアに鋏まれて大規模なオアシス農業国家であった。
先ほどの大使のレクチャーのように、ウズベキスタン経済は農業から工業化へと進められているが、
ベースとして歴史的に豊かな国であり、ティムールが輩出されたことも加えられて、農業は
文化が発展した土台であるといえる。
ウズベキスタンは色んな意味で人と文化の交流を感じさせる国である。コクのある「立体的」
ともいえる、奥が深い国だ。
ウズベキスタンの宗教はイスラム教スンニ派。ソ連の影響か世俗主義のイスラム国家である。
例えば、イスラームは本来、偶像崇拝を禁止しているが、サマルカンドにあるメドレセの門
にトラと太陽の顔が描かれている。ウズベキスタンのこのような柔軟性は歴史的な文化交流
が関係していると考えられる。
ウズベキスタンには優秀な学生も多いので、日本企業の進出もするとよいと思う。
おわりにウズベキスタンは独立してから国の安定が保たれてきた、安心できる国である。
40年間不安定な状態であったアフガニスタンと隣接しているが、政府はその時々に応じて必要
な対策をとってきた。これは、アフガニスタンの安定のために貢献していた。ウズベキスタン
は安全な国であるが、近隣諸国の情報を混同されて正しくない情報をウズベキスタンのもの
として受け取られることがあった。
日本の観光客に、ウズベキスタンは安心できるくにであり、イスラム文明であると同時に
現代的な国であるということを伝えたい。
ブハラやサマルカンドなどのウズベキスタンの歴史的な町は、文明の中心地でもありました。
ウズベキスタンがシリアなどの不安定な状況の中東とは違う、日本人観光客にとって平和で
安定している、安心できる環境が整っている国であるとこの機会を借りましてもういちど
日ウ関係、交流について注目していただきたいと思います。一方で、日本のTV番組でウズベ
キスタンを客観的にみてくれているものもあります。昨年は朝日新聞、毎日新聞などの記者
をウズベキスタンに招いて、ウズベキスタン経済の発展について記事にしていただきました。
世界日報、サンデー世界日報でもウズベキスタンについてシリーズで記事にしています。
また、いくつかのテレビ番組、 BSTBS、BSNHK、NHKBS1の番組でウズベキスタンについて
とりあげられました。みなさんどうぞウズベキスタンに来てください!

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○質問タイム
Q:今のレクチャーで話されていた言語は何語ですか?
A:今回はロシア語でお話しました。母国ではウズベク語、ロシア語が主に話され
ています。JICAの活動の影響で日本語も有名な言語になりつつあります。ウズベ
キスタンの大学には日本語の学部があるところもあります。また、大使は公式的
にはロシア語を使用するようです。
Q:カリモフ大統領により、2015年はお年寄りを気遣う年と名づけられましたが、
昨年は何と名づけられましたか?
A:毎年国の発展のためには何が必要かを考えて名づけられています。2014年は
「健康な子どものための年」でした。2013年は「家族の年」、その前は「若者の年」
でした。この名づけられた年は、宣言するだけでなく、具体的にプログラムを組んで
活動されています。
Q:ウズベキスタンの自然条件について教えてください。
戦後シベリアの日本抑留兵たちが建てたオペラハウスが大地震の際に崩壊しな
かったことが評価されて現在の親日へ結びついたという記事を読みました。
ウズベキスタンは地震が多いですか?
A:仰るとおり、タシケントは1966年に大きな地震があり首都は殆ど崩れました。
しかし、オペラハウスはその地震に耐えました。ウズベキスタンは地震はほとんど
起こりません。ウズベキスタンの領土は山々のふもとに位置しています。
ブハラやサマルカンドなどの大都市は山々のふもとには位置していません。
歴史的な建物は600、700年前の当時の状態のまま保存されて残っています。

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感想(中大生 THさん)
港区高輪の閑静な住宅街の中にある大使館。落ち着いた感じながら、壁に飾られた
美しいウズベキスタンの飾りなどが印象的でした。大使からのお話は残念ながら伺う
ことができませんでしたが、文化担当の方からのレクチャーには参加することができました。
石油以外にも、電気や食料など、日本との関係を紹介して下さいました。とても印象的
だったのが、参事官の方がウズベキスタンが平和であることを繰り返し説明 して下さったこと。
私自身はウズベキスタンは治安的に安定しているというイメージを抱いていたのですが、
イスラム教国であることから、人によっては紛争地域のようなイメージを抱いている人
もいるそうで、治安的にも安定していること、またアフガニスタンとの関係などを例に挙げ、
地域の平和構築に貢献していることなどをお話して下さいました。食事もとても美味しかった
と同時に、 多くの日本人の口にも合う風味であると 感じました。
私が作問を担当したクイズ大会も楽しんでいただけたようでよかったです。
今回は全て3択問題しか準備していなかったので、次回は短答形式のものも作成したいと思います。

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感想ー
(Amia会員 KKさん)
お写真を有り難うございます。以下、 感想文です。
今回のフォーラムに出席させていただきまして有り難うございました。参加できた
ことにより自分にとってウズベキスタン国がとても親近感がわくことになったことが
最大の幸せです。これからウズベキスタン国の歴史、文化遺産、街並みなどが
自分の感心事のひとつになったことが嬉しいです。お料理を作って頂いたことや
楽しい クイズや後片付けまでご準備を本当に有り難うございました。

(Amia会員 SHさん)
この度は、楽しいフォーラムに参加させていただき、ありがとうございました。
もともと「シルクロードの国、ウズベキスタンに旅行に行きたい」という興味から、
参加させていただいたのですが、ウズベキスタンの概要や旅行に役立つ知識など
たくさんのお話を伺い、とても楽しかったです。
また、伝統舞踊も音楽も、そしてお料理も、ウズベキスタンのものに触れるのは
初めてだったので、とても興味深く、ますます行ってみたくなりました。
とても驚いたのは、大統領選挙の投票率のお話でした。
大学生の頃、初めて選挙権を手にしたときは自分の一票が国政につながるんだと
かなり前向きに(無邪気に?)投票したものでしたが、社会人になり、納税者と
なってからは醒めた目で選挙を眺めていました。そんな自分が恥ずかしくなり
ました。また、大使はじめお話し下さった大使館の方々のお話が、政治や経済に
決して強くない私にも理解できる構成で、レベルが高いのに飽きることなく、とても
興味深く伺うことが出来ました。ありがとうございました。
強く感じたのが、やはりさすが外交官となられる方は、ご自身の国について外国人
に分り易く説明できるほどに熟知され、そして国家を大切に思っていらっしゃると
いうことでした。
旅行に行きたい・・・という軽い気持ちで参加させて頂いたものでしたが、
自分を顧みることや、交流会への参加や読書等を通していろんなことを学んで
いきたいと思ったこと・・・など、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
学生の頃の貧乏旅行も含め、海外へはフリーで20ヶ国ほど訪れましたし、
留学したこともありますので、こういった交流会で知識や教養を深めることには
とても興味があります。また参加させていただきたいと思います。
本当に、ありがとうございました。

(Amia会員 ISさん)
昨日は本当に大変貴重な体験をさせて頂きまして、本当にありがとうございました。
またウズベキスタンクイズでも景品も頂きまして、とても有意義なひと時を過ごさせ
て頂きました。今後も色々と参加させて頂きたいと思っておりますので、何卒宜しく
お願い致します。
大使館の方々が皆スゴク【WELCOME】でビックリしました。今回、ウズベキスタン
と言う国に左程知識が無いまま、参加させてもらいましたが、とても勉強になりまし
た。 チャンスがあれば、是非一度行ってみたいと思いました。
親日国、歴史の長い国、イスラム教の国(穏健派)、GDP成長率がすごい、自給
自足可能な国など。
イメージはもっと香辛料などが入って、匂い消しをしている料理と言うイメージでし
たが、現実はとても美味しかったです。ピラフやサラダなどは特に日本人は好き
かも・・・。
ウズベキスタンワインはとても甘く『外国のお酒』の香りと味で、残念な がら私と
は相性が合わなかったです。
今回の様に、大使館でその国の勉強が出来、また大使館の方々とも交流が持てる。
スゴイ会だと思いました。

(参加者 UNさん)
金曜日は大変楽しくひと時を過ごすことが出来ました。
 経済情報、文化情報ともに知らないことがいっぱいあり、大変勉強になりました。
小生、秋からウズベキスタンンに参りますがそのための情報や人脈の構築には
大変役に立ち感謝申し上げます。
 いくつか個人的な感想です。
◎大使はじめ、大使館の方々がロシア語を使ってらしたこと。
  質問もありましたが、ウズベク語との関係が微妙ですね。
◎お手製の食事は心がこもっていましたね。あまり日本では食べられない
 サムサ、ブロフ。アゼルバイジャンのワインも。大変おいしかったですので
 よろしくお伝えください。
◎きわめて親日的で、やさしい国との印象を持ちました。
◎大使の方がとてもお若かったですね。
◎経済情報については、参事官の方が日本語の資料を準備されていて
  よく理解できました。
 まだまだですが、将来が楽しみな国ですね。
なお、小生のブログにも当日のことを記載させていただいております。
「ギターとシニアボランティア」というブログです。検索の上ご覧ください。
今回は本当にお世話になり、ありがとうございました。

(参加者 YKさん)
初めてこのようなフォーラムに参加させていただきました。すべてが新鮮で、アット
ホームな雰囲気でとても良かったと思います。ウズベキスタンという全く(正直)
興味のなかった国への関心が持てたことは本当に良かったと思います。少し大使館
の方たちの説明が長く、中だるみの感じは否めず、もっと内容を詰めて進行がなさ
れれば、大事な話にも深く耳を傾けられたのではないかと、少し残念に思います。

(参加者 MYさん)
先日のウズベキスタンフォーラムでは、踊り、音楽、クイズ、お料理などを楽しむ
ことができました。特にお料理は、食材が限られるので海外で自国の味を出すの
は難しいと思うのですが、とても美味しかったです。
楽しい企画をありがとうございました。

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◎4月17日ウズベキスタンフォーラム 感想 追加
4月25日(土)から1週間、ケーブルTV JCOMみなしんワイドニュースで港区
新宿区の契約世帯にウズベキスタンフォーラムの内容がOnAirされました。

感想(Amia会員 IHさん)
大使やほかの大使館職員の方々がとてもフレンドリーなのが印象的だった。
皆さん、横顔はスラヴ的なのだが、正面から見るとアジア人ぽいお顔だちで
何となく親近感を覚えた。館内にはクラシカルな調度品と、ティムールと思わ
れる人物が描かれた骨董品や人形などが見受けられた。アオザイと中華服
の特徴が混合されたような鮮やかな衣装でウズベキスタンの民族舞踊が4回
ほど披露された。民族楽器のドゥタールを演奏してくださったのはJICAの職員
さんらしく、今回は珍しく舞踊、音楽ともにパフォーマーが現地のひとでなく
日本人であった。(参加者の中にもドッピとよばれる白い唐辛子の模様のチュ
ピチェイカ(民族帽)を被ったかたもいらしたり、もはや誰がウズベク人で日本
人であるか識別困難。)お食事はウズベキスタンのプロフ(ピラフ)、ノン(パン)
、サラダなど、このサラダはトルコのチョバン・サラタスととても似ていて、いず
れも日本人の口には比較的あうものだった。イスラム教国といっても女性は
ヒジャブやアバヤで髪や身体を隠す必要はないそうだ。厳格なイスラム教圏
の女性と写真を撮る際には、室内のため外していたヒジャブを撮影用につけ
てもらう必要があったり、気を使うことが多かったのでそれは自由で良いなと
思われた。かつての旧ソ連の影響下にあった国々はバルト三国のエストニア
のように反露感情が強い国と、ウクライナやベラルーシのように、自国の母語
がロシア語に浸食されてもあまり抵抗なく、嫌露感情を見せない国々もあり
(現在のウクライナでの紛争後は不明だが)、ウズベキスタンもウズべク語より
ロシア語が主流の様子なものの、ロシアに対してどのような思いを抱いている
のかは突き詰めて伺えなかったのが心残りであった。
尚、ウズベキスタンは中央アジア非核兵器地帯条約を結んでいる一国である、
隣国カザフスタンにおける旧ソ連によるセミパラチンスク核実験場での幾度と
なく繰り返された核実験の被害は何らかのかたちでこうむったことがあったか
もしれない。チェルノブイリと福島ばかり取沙汰され、闇に葬られたこの中央
アジアでの惨劇を我々は決して無視すべきではないだろう。

(参加者 MHさん)
初めて参加させていただきました。
普段では入ることのできない大使館に入り、ちょっと緊張しましたが、メンバー
の皆さんがとても温かく迎えてくださったので楽しい時間を過ごすことができ
ました。ありがとうございました。
他の国の状況や文化を、その国の代表の方から直接伺えることはとても
素晴らしいことだと感じました。
また機会があれば参加したいと思います。

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