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◎モルドバ・フォーラム2022・レポート


●「モルドバ・フォーラム2022」レポート
ー禁無断転載ー

9月20日モルドバ・フォーラム
モルドバ・フォーラム・レポ―ト
9月20日「Amiaモルドバ・フォーラム2022」開催。
駐日モルドバ大使館タティアナ参事官による「Amia東欧モルドバ・フォーラム」開催。
日本人にはあまり馴染みのない東欧モルドバについてのレクチャー。
歴史的にはローマ帝国等の侵略により、ルーマニアと一体の国になっている。
ご本人のルーツはギリシャだそうだ。首都キシナウ、人口260万人。
地理的環境はルーマニアと隣り合わせであり、あまり高低差のない
土地が続く、ワイン生産に適しており、近年、日本でもワインで
有名になってきた。現在、12社が輸入しているとのこと。
250kmに及ぶワイン倉庫、値段はリーズナブルで飲み易い品種。
会にシャルドネ白ワインのプレゼントがあった。
またウクライナ隣国として難民を8万人弱受け入れている。
旧ソ連の国であり、ロシア語も勿論通じる。ロシアを意識し、
気を使っている印象も受けた。
10月1日〜2日国際フォーラムで開催の「ワールド・フェスタ」にブース出展。

(学生レポートHM)
モルドバフォーラム
去年から日本に駐在しているバランさんがモルドバやモルドバとウクライナの状況
や日本との交流について語ってくれた。
モルドバの言語はルーマニア語でルーマニア語が喋られている。そしてモルドバの大きな特徴が
ワインでありワインがモルドバの誇りである。また人種のルーツは国の中でミックスされており
様々なルーツがある。国の大きな宗派はキリスト教で約90%がキリスト教信者である。
ロシアによって国土の一部が奪われてしまっている。またモルドバの建物は旧ソ連を彷彿とさせる
ノスタルジックなものが多くあり観光客に大変人気である。
世界一大きなワインセラーが地下にあり、モルドバではよくワインフェスティバルなどが行われたり、
田舎の方では一般家庭でもワインを作っているそうだ。国を支えてワインがあるためにぶどうの栽培
もとても豊富。ワイナリーのクリコバは国の資産だそうだ。
モルドバは自然がとても豊かで、ハイキングやサイクリング、バードウォッチングなども多大に行われている。
そんな豊かな自然のためモルドバ独自の伝統がとても大事にされている。
ウクライナ難民も沢山モルドバに流れている。そして約8,900人のウクライナ難民がモルドバに留まっている。
そのウクライナ難民はモルドバを国は小さいが、大きな心を持つ国だと言っている。
またウクライナとモルドバでは言語が大きく異なるため、子供のウクライナ難民の子供たちはロシア語の
モルドバの学校へ通っている。
ウクライナ難民をモルドバ政府だけでなく多くの一般人もウクライナ難民を受け入れている。
なぜならモルドバもソ連からの攻撃を体験してきたから、ウクライナの人々の気持ちがわかるのだ。
モルドバの国民性は優しく、質素である。ゲストを迎え入れるホスピタリティ精神がとても豊富である。
またモルドバの人々は伝統を守った、スローライフを送っている傾向が強い。
モルドバの国土の特徴として、海や山がなく、開けた高原がとても多い。
そのような開けた場所でのダンスやアート表現などの美しい伝統もある。モルドバには四季があり、
秋は秋らしく冬は冬らしさがある。しかし年々気温が上昇して、冬は昔と比べ暖かくなってしまっている。
質疑応答:
質問:
ワイナリーでボトルキープはしますか?
回答:
家でします。家の地下にワインセラーがあります。
質問:
エネルギー政策はどうしていますか?
回答:
ロシアの状況に左右されやすく、価格も沸騰しているため非常に困難な状況に直面しています。
質問:
例えばモルドバのレストランでランチをしたら日本円でどのくらいかかりますか?
回答:
1000円くらい。食べるものや、お店によって代わりますがあまり日本と変わりません。

(学生レポートMR)
モルドバはルーマニアとウクライナに接する九州より少し小さいくらいの小さくて、美しい国。
2022年は日本との外交関係30周年を迎える。
人口:264万人(2020年)
面積:3万3,843平方キロメートル
首都:キシナウ
民族:モルドバ(ルーマニア系)人(75.1%)、ウクライナ人(6.6%)、ロシア人(4.1%)、
   ガガウス(トルコ系)人(4.6%)
言語:モルドバ語(ルーマニア語)ロシア語も通用
宗教:キリスト教正教
輸出品:ワイン、蜂蜜、カーペットなど
ワインについて:
モルドバはワイン製造で有名で250kmにも及ぶワインセラーがあり、国家遺産に指定されている。
南部のほうが日当たりが良く、甘いワインができる。各家庭でぶどうからワインを作っており、
10月にはワインフェスティバルが開催される。ワインは主要な輸出品ともなっており、1本1000円ほどで日本でも買える。
モルドバの歴史と国民性:
1991年にモルドバは旧ソ連から独立したが、1992年からロシアとの間にトランスニストリア戦争が起き、
右図の部分が現在もロシア軍によって実効支配されている。この部分は沿ドニエストル・モルドバ共和国という未承認国家になっているが、
戦争の際には多数の人々が故郷を追われる経験をしたため、現在のウクライナから人口の10%近くの難民が流入しているが、
大半は個人による受け入れで、温かい支援が行われている。
自然豊かなモルドバでは、農業が主要で人々は伝統的な暮らしを続けており、おもてなし好きな国民である。
その他:
・日本でもコマーシャルソングで有名になった「恋のマイヤヒ」はモルドバの音楽グループO-Zoneが歌ったもの。
・パンフルートという楽器が有名(ルーマニアも)
・近年ITに力を入れ始めているらしい
・現在3ヶ月ならビザなしで渡航できる

(学生レポートMM)
モルドバについて:
・大きさは九州より少し小さめ
・ルーマニアとウクライナの隣国で
・たくさんの民族が暮らしている
・かつてロシア軍がいて分割されてしまってる所あり
・ソビエト時代の建物が沢山残っている
・人口の10パーセント位難民が来る
・言語は違うけどウクライナから逃げてくる難民
・18世紀には沢山の戦争があり王様が国を守った⇒そのときにお寺や教会が沢山作られた
・多様な文化のブレンドで多様性が求められる国
・他国からの支援や寄付が助けになっている
・ロシアの兵が来て逃げなければならない時もあるから、難民の気持ちをよく理解している⇒それが受けいれなきゃという精神に繋がる
・3ヶ月間ならVISA不要
・日本はカーペットやワインを輸入している
・ITにも力を入れ始めている
有名なモルドバワインについて:
・ワインは家でも作られている
・そして知恵と技術が必要な職人技
・国家遺産とも言われる
・下の地域の方が日がよく当たり甘いワインができる
・地下でワインを作っており120kmも地下に続く
・ワインを地下で作っているところは何千万本もワイン瓶が収容されている
モルドバの分化や自然:
・有名な歌は Dragostea Din Tei
⇒日本のCMにも使われてる曲
・日本とモルドバにも文化の交わりがある
・日本とは違う暮らしや文化伝統がある
・緑や自然が豊かだが山はない
・フルーツと野菜が美味しい
・気温は14℃くらい
・マイナス5℃〜マイナス10℃くらいまで下がる
・パンフルートという木で作られた楽器がある


(了)

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